2019/20シーズン 第6節 チェルシーVSリヴァプール

チャンピオンズリーグ初戦、ナポリとの戦いに破れてから中4日。リーグ戦第6節はスタンフォード・ブリッジに乗り込んでのチェルシー戦。クラブのレジェンドであるランパード監督の元、若手を主体に新しいチームづくりを進めるチェルシー。なかなか調子が上がらない中でも、前節ハットトリックのエイブラハム、そしてマウントやトモリといった将来有望な選手たちの芽が花開きつつあります。

そしてなによりの懸念材料は、負傷していたチームの核となるカンテが今節から復帰。カンテの攻守にわたる気の利いたプレーと若手の推進力に悩まされそうな一戦は、苦しみながらも1-2でなんとか勝利。開幕からの連勝を6に伸ばしました。

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スタメン

いつものメンバーですね。スタメン組はそろそろ休みがないとやばい予感。

1st HALF 質の高さを見せたセットプレー

両チームとも非常にインテンシティの高い入りで、ともにミッドウィークにチャンピオンズリーグを戦ったとは思えない気迫。ヘンダーソンとアスピリクエタの両キャプテンの表情も引き締まっており激闘を予感させます。

リヴァプルーのフロントスリーが中盤と連動して猛烈なプレスを仕掛けると、対するチェルシーもカンテを軸に素早いチェック。攻守の切り替えが早く、ボール保持側がまったく息つく暇もない展開がつづきます。これは後半絶対バテるやつ、アウェーのリヴァプールは前半のうちに点を取ってしまいたいところ。

ですがサラーに対するトモリ、マネにはアスピリクエタとマッチアップの相手を攻略できず、なかなか決定機が作れません。そんな中ファビーニョがコバチッチとジョルジーニョのプレスを見事にかわして中央突破しマネヘパスをすると、受け取ったマネはエリア手前で倒され絶好の位置でフリーキックを得ます。

ここでアーノルドがやってくれました。サラーがボールを足裏で流すとアーノルドが右足一閃!壁のわきをかすめて強烈なシュートがゴールに突き刺さります。14分と比較的早い時間に先制に成功。

その後チェルシー側にも決定機、コーナーキック後の陣形が乱れたリヴァプールのラインを、ウィリアンがマウントとのワンツーで抜け出し中へクロス。クリアし損ねたボールをアスピリクエタが押し込みますがVARが発動、オフサイド判定でゴールは取り消しに。助かりましたが自分の応援しているチームがこうなったら最悪ですね。

冷や汗をかいたリヴァプールはその3分後の30分、エリア左サイドでフリーキックを得ると、今度はアーノルドがボールをずらしロバートソンが正確なクロス。フィルミーノが頭で合わせて追加点!サインプレーのかげにアーノルドあり。機転の利いたセットプレーから2点を先取し前半を終えます。

2nd HALF カンテ無双

後半も立ち上がりこそリヴァプール優勢で、アーノルドのクロスからフィルミーノの決定機が生まれるなど追加点の匂いもしました。しかし時間が進むにつれて2点のアドバンテージと連戦の疲れからか、プレス強度はガクッと落ちて、サラーを単純に走らせるだけの単調な攻撃も目立ち始めます。フィルミーノを経由しようにもカンテのチェックが入り精度を欠く状況。

チェルシー側がボール保持の時間に余裕を持てるようになると、ジョルジーニョを起点に左右に揺さぶりをかけ非常に嫌な感じに。すると71分、そのジョルジーニョのサイドチェンジを受けたアスピリクエタが、スライド中のワイナルドゥムとファビーニョの間で浮いたカンテへ即座にパス。ファビーニョをかわしつつ中央へ切り込んだカンテが、コンパクトな振りの見事なシュートを放ちゴール。ファビーニョの寄せも甘く完全に個人技にやられました。

その後71分にはマネに代えてミルナーを、83分にはヘンダーソンに代えてララーナを投入しますがリヴァプール側はほぼいいとこなし。完全に押し込まれる展開ながらも91分にサラーをゴメスに代えてなんとか守りきり、1-2とスタンフォード・ブリッジで勝ち点3を獲得しました。

それにしてもカンテのすごさを改めて思い知らされる試合になりましたね。最前線で攻撃の起点になりつつゴールも決めて、中盤で受けてのつなぎ役からプレッシング、最終ラインでCBのカバーまでこなしつつ90分走り切るスタミナもある。後半はハイライトになりそうな場面すべてにカンテがいるんじゃないかというほどの無双っぷりでした。

今節の推しプレー

49分 ヘンダーソンの鬼プレス

自陣でボールをキープするアロンソにフィルミーノとサラーがプレスをかけ、下りてきたジョルジーニョにパスを出すとヘンダーソンが鬼プレスでボールを奪取。その後の決定機の起点となりました。この試合のヘンダーソンはこのシーン以外でも存在感があり、非常に頼もしかったですね。

93分 ロバートソンの鬼ドリブル突破

完全にチェルシーに押し込まれていつ点が入ってもおかしくない状況の中、自陣のペナルティエリア内でボールをカットしたロバートソン。そのままフルスロットルの中央突破でボールを持ち運ぶとセンターサークルを越えたあたりでマルコス・アロンソのファールを誘い、実質試合終了。体力的にも精神的にも一番苦しい時間帯に見せてくれた熱いプレーでした。

スタッツで振り返る

平均ポジションとヒートマップ
出典:WhoScored.com

ポゼッションはともかくシュート数がチェルシーの13本に対して6本と半分以下。スタッツを見る限りでは落としていてもまったく不思議じゃない試合でした。特に後半は足も止まって内容はイマイチでしたが、こういう試合で勝ち点3を取れたのは強者の証ですね。

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