新型コロナウィルスの影響で中断していたプレミアリーグもいよいよ再開。我らがリヴァプールの初戦はエヴァートンとの伝統のマージーサイドダービー!
悲願の優勝まであと6ポイント、いざ出陣!
スタメンと結果

コンディション不良が噂されたサラーはやっぱりベンチ。右WGには代わりに南野がスタメン起用されました。ロバートソンはベンチ外となっており左SBにミルナーを起用。
アンチェロッティは相当対策を練ってきたようでほとんどシュートまで持っていけず。
スコアレスドローでしたが負けてもおかしくない内容になってしまいましたね。
1st HALF 中からのくずしはいいね!
- 00分マティプからマネヘとロングボールで試合開始
いつも通り高い位置からプレスを仕掛けるリヴァプールに対して、エヴァートンはリスクをかけながらも最終ラインからしっかりとつなぐビルドアップを行います。
- 03分ファーストシュートはエヴァートン
アレクサンダー=アーノルドの背後のスペースを利用してリシャルリソンがシュート。ここはアリソンがナイスセーブ!
- 09分ケイタ→南野 リヴァプールのファーストシュート
中央のケイタから右ハーフスペースを走る南野へパス。そのまま持ち上がってミドルシュート! 枠を外れますが、南野とケイタ、そしてフィルミーノも中央で絡むと可能性を感じますね。
- 10分南野とフィルミーノのコンビネーションで決定機
南野が中へポジションを取ると外へ開いたヘンダーソンからクロスが入り、フィルミーノとのコンビネーションで決定機。
- 30分互いにセットプレーから決定機
つなぐリヴァプールに対して待ち構えてカウンターを狙うエヴァートンという構図で膠着する中、互いにセットプレーから決定機。
- 33分マネとフィルミーノのコンビネーションからシュート
南野が奪ったボールをヘンダーソンが中央のマネヘ、マネの落としをフィルミーノが受けてシュート。
中央からはいい形が作れてる。
- 37分ホルゲイトを経由したエヴァートンのビルドアップ
エヴァートンはゴールキック時ピックフォード近くにホルゲイトを配置。
ボールを受けたホルゲイトからリヴァプールのプレスをかわしつつビルドアップを徹底。準備してきたんだろうな、かなりやっかい。
- 42分ミルナーけが…ゴメスを投入
中断明けで一番心配なけが人が早速出てしまいました…長引かなきゃいいですが、ミルナーのけがによりゴメスが左SBに入ります。
- 45分スコアレスで試合折り返し
相当準備してきたと思われるエヴァートンに対して攻め手に欠いたリヴァプール。決定機も少なく0-0で前半は終了
ロバートソンが不在のため有効なサイドチェンジも少なく、サラー不在により高い位置でのキープや裏を取る動きも少なめ。
リヴァプールらしい広くサイドを使った攻撃はほぼ皆無でしたが、密集地でボールを扱うのが上手いケイタ、フィルミーノ、南野が中央の近い位置でボールを触れたときは可能性を感じる前半でした。
2nd HALF 負けなくてよかった…
- 45分南野を下げてオックスレイド=チェンバレンを投入
中央から何度かチャンスは作っていたものの、決定的な仕事はできなかったので仕方なしか。南野はサイドよりも中で見たいですね。
- 46分オックスレイド=チェンバレンの裏抜け狙い
SB背後への裏抜けからボールを引き出すオックスレイド=チェンバレン。交代直後から前半には見られなかった仕掛け。
- 57分エヴァートンのビルドアップ上手いな
ゴールキック時にホルゲイトを経由してのビルドアップが本当にやっかい。
- 65分オリギ&ワイナルドゥム投入
フィルミーノとケイタを下げてオリギとワイナルドゥムを投入。ワイナルドゥムはケイタの位置、オリギは左サイドに入りマネが中央へ移動。
連戦に向けての温存も込めてだと思いますが、結果的にこの交代がきっかけで攻め手を欠いた印象。
- 73分マティプもけが…ロヴレン投入
マティプもかよ…最終ラインからの持ち運びと楔のパスでゲームメイクもしていたマティプもけが。
初戦からいきなり2人のけが人が出てしまいこれからの連戦が不安。そしてみんな大好きロヴレン登場。
- 79分
81分エヴァートン決定機アリソン神ロヴレン投入後からさんざん狙われつづける右サイドをくずされてエヴァートンが連続で決定機。
蘇るワトフォード戦の悪夢。
- 90+3分スコアレスドローで試合終了
終了直前にファビーニョの強烈なフリーキックがあったものの決まらずそのまま試合終了。
難しい再開初戦のマージーサイドダービーはスコアレスドローの結果に終わりました。とりあえず負けなくてよかった。
長い中断明けで調整が難しかったと思われる初戦。ミルナーとマティプが負傷してしまいましたが出ていた選手はしっかり動けていた印象。
ただアンチェロッティが相当対策を練ってきていましたね。後方からリヴァプールのプレスをかわすビルドアップ。ロヴレンが出てきたとたん狙い撃ち…
かなり負けに近い引き分けでした。そして裏抜けとポストプレーが上手いサラーの存在感の大きさも改めて感じる試合になりました。
優勝まであと8試合で5ポイント。早く決めてしまってくれ!
戦術考察
10分:中から連携でくずす南野

前半右WGに入った南野は中でプレーすることが多く、ヘンダーソンがワイドに開きチャンスメイクする場面が目立った。
フィルミーノやケイタと中央の近い位置で連携できると可能性を感じる攻撃になったので、一本決まればサラー不在時のファーストチョイスのオプションになりそう。
ただ南野はサイドより中央でやっぱり見たいかな。
46分:裏抜けを狙うオックスレイド=チェンバレン

後半南野に代わって入った右WGに入ったオックスレイド=チェンバレンはサイドのスペースへの裏抜けが目立ちましたね。
南野に比べてよりサラー的な動きをするよう修正されていた印象。
ただ南野にしてもオックスレイド=チェンバレンにしてもトップ下やIHなど中央が適正ポジションなので、決定的な仕事をするまではいかなくて残念でした。
データで振り返る

平均ポジションとヒートマップ
出典:WhoScored.com
エヴァートンは2トップがファン・ダイクとファビーニョをがっつり見ていた分マティプがフリーになりやすく、実際そこからの配球でチャンスを作っていました。
マティプは本当に怪我さえなければなぁ…