2019/20シーズン 第12節 リヴァプール VS マンチェスター・C

いよいよやってきました頂上決戦! 第11節終了時点で、リヴァプールは10勝1分0敗の勝ち点31。マンチェスター·Cは8勝1分2敗の勝ち点25。6ポイント差でリヴァプールが上回っていますが、まったく安心できません笑

まだ折り返してもいない現時点でどうこう言ってもしょうがないですが、できればアンフィールドでは勝って差を広げておきたいところ

プレミアリーグの枠を超えて、現サッカー界最高峰の一戦として世界中の注目を集めるこの試合。予想通り実力者同士のハイレベルかつスピード感のある内容になりましたが、結果は3-1と見事リヴァプールが勝利!! 最高の選手たちと戦術による素晴らしい内容となったこの試合を振り返ります。

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スタメンとスコア

ほぼ最高のメンバーでスタメンを組んだリヴァプールに対して、GKエデルソン、CBラポルト、SBジンチェンコとファーストチョイスのディフェンスラインを欠くマンチェスター・C。特にエデルソンの不在はリヴァプール側としては助かります。

1st HALF THIS IS ANFIELD

大歓声と大ブーイングが飛び交う満員となった要塞アンフィールド。スタジアムの雰囲気から激闘を予感させる頂上決戦は、マンチェスター・Cのキックオフで開始。キックオフ直後からロングボールを入れて跳ね返りを前から回収しようとするシティ。勝ち点差をこれ以上広げないためにも前からプレスをかけて攻めてきます。

直近の対戦では引いてブロックをつくり、自分たちの良さを出すよりも、リヴァプールの良さを消してくる戦い方を選ぶことが多かったシティ。この日は負傷者も多い急造ディフェンスラインということもあってか、攻撃こそ最大の防御を実践してきます。リヴァプールにとっては、ハイプレスからの得意のカウンターの形に持っていけるチャンスが増えそうです。

攻守が目まぐるしく変わり、インテンシティの高い試合のスコアは思ったよりも早く動きます。ベルナルド・シウバがエリア内でクロスを上げると、これがアーノルドの手に当たりハンドかと思われましたがノーファウル。ハンドアピールをするシティのメンバーを尻目に、ロバートソンが一気に前線のマネへ。マネがエリア内を深くまで持ち運びクロスを上げると、これはクリアされますが、中途半端なボールはファビーニョのもとへ。フリーのファビーニョが放った強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さり先制! 開始6分という早い時間に先制します。

そして先制から7分後の13分にはリヴァプールの真骨頂! 両SBが質の高いプレーから得点を演出します。右サイドで形を作りながらアーノルドへボールが渡ると、一気に逆サイドのロバートソンへ速く質の高いボールが渡ります。受け取ったロバートソンは近くのマネ、そして中のフィルミーノを飛ばし、右側ハーフスペースを駆け上がるサラーをターゲットとしたクロス。GKが飛び出せずCBの足も届かない、ここしかないという最高のスペースへ届けられたボールを、サラーが頭で押し込み追加点。

SBからSBへのサイドチェンジから、相手守備陣がスライドを行う際の隙をつく攻撃は、今や攻撃の要となっていますが、この大一番でも最高の精度とスピードをもって形にしてくれました。もう反則ですよねこの2人、味方でよかった…

その後もSBを起点とした攻撃に加え、フロントスリーの動きに合わせたワイナルドゥムとヘンダーソンの強力なプレス。ファビーニョの最終ラインから中盤にかけてのケア。リヴァプールの良さと戦う姿勢が全面に溢れた熱い展開がつづきます

シティもベルナルド・シウバのドリブル突破やサイドチェンジ、この日はトップ下に近い位置に入ったデ・ブライネの反則級なスルーパスなどからチャンスを作ります。やはりこの2人は別格、文句なしの高レベルな戦いはあっという間に2-0で前半を終えます。

2nd HALF 最高峰の攻防

両チームともメンバーチェンジ無しで後半はスタート。少し強度を落としたリヴァプールは中盤でセーフティにボールを回しながらチャンスをうかがいます

すると後半立ち上がりの51分、ヘンダーソンが右サイドでボールを持つと、ギュンドアンのプレスをかわしつつ前線へドリブル。ギュンドアンがアンへリーニョとマークを受け渡す隙をつき、深い位置からファーサイドへクロスを上げると、飛び込んだマネが頭で合わせてゴール! 3点目を奪います。

攻めるしか無いシティは、直後にスターリングがカットインからシュートを打ちますがロブレンが必死のブロックで対応。そしてクロスにはファン・ダイクが対応、決定的な場面を作らせません。61分にはフルスロットルでプレスをしかけたヘンダーソンをミルナーとチェンジ。

インテンシティの高いプレスを継続的に仕掛けますが、時間が進むにつれて徐々に疲れが見えるリヴァプール。78分にはついに失点してしまいます。アンヘリーニョのクロスがディフレクションしたボールにベルナルド・シウバが反応、ニアサイドに精度の高いシュートを放ちゴールネットを揺らします。敵ながらさすがとしか言いようのないシュートでしたね。

1点を返されたあとの10分は、前からのプレスが効かなくなり構えるリヴァプールに対し、デ・ブライネを起点とした厚い攻撃を仕掛けるシティの構図。前半の飛ばし具合からも早いうちに2点、3点を取ってラスト10分は耐える、といったプラン通りの内容だと推察されますが、怖くてしょうがないです。

82分にはスターリングがエリア内で浮かせたボールがアーノルドの手に当たり、あわやPK献上の場面でしたがここもノーファウル。かなり際どいレフェリングでしたが、リヴァプール側からすると助かりました。その後の猛攻をしのぎきると3-1で試合終了。見事勝利し勝ち点差を9と広げることに成功しました

それにしても現サッカー界の頂上決戦と言っても過言ではない素晴らしい内容でしたね。互いに最高レベルの選手と監督、そして戦術。スタジアム全体が生み出す空気といい、サッカー好きで良かったなと思える試合でした。ただ、こんなにも内容の濃い試合なのに、2度あったアーノルドの手に当たったシーンばかりがフィーチャーされてしまうことが残念です。せっかくVARが入っても、結局レフェリーの裁量幅によって物議を醸してしまうこの状況。なんとかなんないですかね。

今節の推しプレー

37分 アーノルドの理不尽トラップ&理不尽突破

デ・ブライネのプレスを受けて精度を欠いたアリソンのフィードを、いとも簡単に収めてそのままドリブル突破。エリア付近まで運んでフィルミーノへラストパスを出した場面ですが、プレーの精度と判断力が桁違いになってきていますね。いずれリヴァプールのキャプテンになりたいと話しているまだ21歳のアーノルド、これから先どれほどの選手に成長していくのか楽しみで仕方ないです。

データで振り返る

平均ポジションとヒートマップ
出典:WhoScored.com

リヴァプールに対して前がかりに攻めてくるチームがほとんど無いため、久しぶりにポゼッション、シュート数が相手より下回りました。前がかりに勝ちに来たシティに対して、ハイプレスからの少ないタッチ数で一気にゴールまで駆け上がる、そんなリヴァプールがまた見れて大満足です。

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