2019/20シーズン CLグループステージ第5節 リヴァプール VS ナポリ

勝てば最終節を前にグループステージ1位突破が決まる一戦。相手は今シーズンの公式戦で唯一敗戦しているナポリです。相性が悪い相手とはいえ、リーグ戦では低調なナポリをアンフィールドに迎える訳で、サクッと勝って12月の過密日程を少しでも楽にしておきたいところ。

しかしこの相性の悪さはなんなんでしょうか。一方的に押し込む時間が多いものの、なんとか引き分けに持ち込むのがやっと。裏ではザルツブルクがゲンクに勝利したため、次節の結果次第で敗退まであり得る状況。昨シーズンにつづきナポリ戦はマジで鬼門となってしまいました。

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スタメンとスコア

前線はサラーが復帰していつものフロントスリーが揃い踏み、中盤左のIHにミルナーが入り、右SBはアーノルドではなくゴメスが入りました。

一方のナポリは右SHにカジェホンではなく、本来SBを務めるディ・ロレンツォを配置。マクシモビッチとともにマネ&ロバートソンの高い攻撃力を封じ込める意図だと思われます。

アーノルド不在の右サイド攻撃にはあまり期待が出来ないため、マネとロバートソンがいかに左サイドを攻略するかが鍵になりそうです。

1st HALF 試合巧者アンチェロッティの見事な采配

アーノルド不在によりやはり右サイドより左サイドからの攻撃が多くなるリヴァプール。マネにはマクシモビッチ、ロバートソンにはディ・ロレンツォとディフェンス本職の選手が縦関係を作りケアします。

中盤ではアランが的確なポジショニングでリヴァプールの攻撃の芽を摘み取り非常に厄介。右サイドから攻撃を仕掛けられるといいですが、どうしてもサラーの個に頼る単調なものになり決め手を欠きます。

効果的な攻め手がないなか18分に最悪のアクシデント、ロサーノとの接触で左足を痛めたファビーニョがプレー続行不可能となり負傷交代。ワイナルドゥムが急遽アンカーの位置に入ることのなりました。

中盤でのボールの刈り取り役に加え、最近ではボールの配給役としても攻撃の生命線のひとつになっていたファビーニョ。まさに攻守の要、一番欠けてはいけない男。やばいよマジでやばい、いつまで離脱になるの?12月の過密日程どうすんの?

なんて考えているうちにあっさりと失点。メレトからのフィードに競ったファン・ダイクが足を痛めて倒れ込むと、CB不在でがら空きになったスペースにディ・ロレンツォがスルーパス、走り込んだメルテンスが冷静に流し込んでゴール。

先制点は取られるしピッチにファン・ダイクが倒れているしの悪夢のような状況。ファビーニョがいたらファン・ダイクが出る必要のなかった場面でもあり、さっそく離脱の悪影響が出てしまいました。ファン・ダイクがすぐに戻れたのは不幸中の幸いですが、主力の離脱が目立ってきました。実質補強なしの今シーズン、ここからが正念場になりそうです。

アーノルドの位置に入ったゴメスもスピードを活かした守備で光る部分を見せますが、攻撃においてはあまり違いを見せられず。結果右サイドではある程度ボールを持たせて深い位置に入ったり、サイドを変えるタイミングで一気にプレスをかけるナポリ。

この守備ブロックをまったく攻略できず、結局0-1のまま前半は終了します。

2nd HALF ロブレン砲炸裂

前半につづき右サイドではある程度フリーで持てるものの、効果的な攻撃の形を作れず攻めあぐねるリヴァプール。

ゴメスが高い位置でワイドに開きサラーが内側のポジションを取ると、最終ラインからの正確なフィードでゴメスが深い位置まではボールを運べるようになりますが、いかんせん最後のクロスの精度が… こればっかりは特徴に合っていない起用法なので仕方ない。

結局57分にゴメスに代えてチェンバレンを投入、ヘンダーソンを一列下げて右SBに回すと直後にヘンダーソン→サラー→チェンバレンとワンタッチでつなぎチャンスメイク。右SBのオプションは今後ヘンダーソン一択にして欲しい。

その後チェンバレンを経由することで攻撃が活性化。ワンタッチを多用する素早い揺さぶりでナポリDFを翻弄し、完全に相手陣内へ押し込んでいきます。

すると65分に待望の同点ゴールが生まれます。ミルナーのコーナーキックに飛び込んだロブレンによる強烈なヘディングシュート! 今シーズンも何度かありましたが、苦しい時のセットプレーによる一発は最高の武器ですよね。セレブレーション無しで鼓舞するロブレンの姿もくっそイケメンでした。

その後ヴォルテージがマックスとなったアンフィールドの雰囲気に押されて、完全に押し込むリヴァプールに対して防戦一方のナポリという構図。

逆転弾が期待される中、78分にはミルナーに代えてアーノルドを投入。点を取るためにSBが入ってくるというリヴァプールらしい交代カード。

しかし途中出場でフィーリングが合っていないのか、アーノルドのキックには普段の精度が無くそこまでの脅威にはならず。ナポリ側の守備の良さもありますが、ヘンダーソンの右SB起用がハマっていましたし、前線にオリギ投入でのリヴァプール名物のミラクルオリギ狙いでも良かったかも。

結局完全に押し込みはするものの、牙城を崩すまではいかず1-1のまま試合は終了。次節アウェーのザルツブルク戦で、グループステージ突破をかけたガチ試合をしなくてはいけなくなりました。リーグ戦にCLと首位に立っているのにこの安心のできなさは一体なんなんだ。

今節の推しプレー

16分 ファン・ダイクのマネへのロングフィード

守備面では言わずもがなの存在感を見せるファン・ダイク。マティプが負傷中で、さらにファビーニョも離脱してしまった状況のなかビルドアップに苦戦すること必至ですが、一気に最前線まで運ぶ正確なロングフィードが大きな武器に。この試合でも何度も見られましたが、特に16分のマネヘのボールは素晴らしかったです。

45分 サラーの単独突破

なかなか活性化しない右サイドからの攻撃でしたが、サラーがヘンダーソンからのパスを受けると一瞬のスピードでマリオ・ルイを置き去りにして単独突破。シュートはブロックされましたが完全に個の力を見せたさすがのシーンでした。

データで振り返る

平均ポジションとヒートマップ
出典:WhoScored.com

ヒートマップを見ても右サイドでボールを持たされていた時間が長かったことが分かりますね。ナポリのプラン通りの試合運びになっていた感じ。

それにしても枠内シュート1本で1点決められての引き分けは痛い… アリソンが復帰してから結局クリーンシートはなし、ほぼ最小失点の1で抑えてはいるものの、ファビーニョ離脱によりさらに守備力が下がりそう。4-3-3にこだわり過ぎず2ボランチなども試して欲しいところ。

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