12月の過密日程の影響で延期となっていた18節ウエストハム戦。
前回対戦時は1-1の引き分けでしたが、直近5試合中4試合で4ゴールをあげて快勝しているお得意様。マネの離脱が痛いですが久々のゴールラッシュでの勝利を期待!
スタメンとスコア

前節の負傷で離脱したマネに代わってオリギがスタメンに。心配なマネは最大2週間程度の離脱のようで、ウィンターブレイク開けには復帰できそうで一安心ですね。
1st HALF ドン引きウエストハムを圧倒するリヴァプール
アレをトップに残し、完全に引いてブロックをつくる【5-4-1】のシステムを採用したウエストハム。前からのプレスはほとんど無く、リヴァプールはハーフウェーラインを超えて敵陣に侵入するまでほぼノープレッシャーでボールを運べます。
最終ラインからのロングボールを上げてセカンドボールを中盤で回収、ライン間でフィルミーノがボールを受けつつサイドの空いたスペースを使うといった、リヴァプールお馴染みとなった攻撃の応酬。
マネの不在が若干不安でしたが、点が入るのも時間の問題といった試合の流れに。
リヴァプールが80%近くのポゼッションをキープする一方的な試合展開がつづき、ウエストハムはマイボールにしてもパスミスが目立ちなかなかのヒドさ。
リヴァプールが圧倒する中34分に試合は動きます。アーノルドからのクロスを受け取ったフィルミーノがエリア内でボールをキープ。エリア中央のオリギにボールが渡ると、ディオプに倒されてPK。これをサラーが豪快にネットに突き刺して先制点。
その後もまったく危なげのない試合展開で、カップ戦を含め中2日の戦いがつづくリヴァプールにとっては、インテンシティの低い助かる試合となった今節。
シュート数こそ少ないものの終始圧倒しつづけ前半を0-1とリードして折り返します。
2nd HALF 両GKのナイスセーブ合戦
前半につづき完全に引いてブロックをつくるウエストハムに対して、ポゼッションで圧倒するリヴァプールが中から外から、ロングボールやショートパスでのつなぎなど、ほころびを見つけながら徹底的に攻める展開。
Brilliant @MoSalah pass 💫
— Liverpool FC (@LFC) January 30, 2020
CLASS touch and finish from @Alex_OxChambo ⚽️
What. A. Break. 🤩 pic.twitter.com/0mBJ9UaZyd
51分にはウエストハムのコーナーキックからロングカウンターが炸裂。競り合いからのこぼれ球をヘンダーソンがサラーへ出すと、サラーは中央を駆け上がるチェンバレンへ合わせる完璧なスルーパス。これを受け取ったチェンバレンがゴールへ流し込み0-2とリードを広げます。
その後ワイナルドゥムのパスミスから決定機を作られますが、アリソンがナイスセーブ。蓄積疲労からか、イージーなパスミスも若干目立ちます。
68分にはオリギに代えてファビーニョを投入。直後のパスミスから決定機を作られ、またしてもアリソンのナイスセーブで防ぎます。
直近のFAカップでも精細を欠いていましたし、負傷離脱からの復帰でコンディションもかなり低い様子。ポイント差に余裕のあるリーグ戦で慣らせるのは非常に助かります。
この試合ウエストハムのファビアンスキーもいいセーブが多かったです。互いにミスから決定機を作られる場面が目立ちましたが、GKの好プレーにより点差が開きすぎず試合が壊れずに済んだ印象。
77分にはケイタが投入されますが、メンバーチェンジのたびにヘンダーソンがアンカー→右IH→右SBとポジションを変更。全ポジションで安定したパフォーマンスを見せてくれて頼もしい限り、2019年のイングランド最優秀選手賞を手にし、プレーの面でも評価されてきているのが嬉しいですね。
84分にはジョーンズを投入、わずかな時間ですが、リヴァプールらしい献身的なプレッシングを見せてくれてこれからが楽しみ。
試合はこのまま0-2で終了。ポイントを落しやすい12月と1月の連戦期間を、全勝で終える完璧すぎる結果になりました。消化試合が全チーム24と並び、2位のマンチェスター・Cと19ポイント差。こうなったら今後抜かれることのない記録を作って欲しい!
今節の推しプレー
22分 ロバートソン、フィルミーノ、サラーの崩し
完全にブロックを作って守備をするウエストハムでしたが、右SBのエンガキアがチェックのために上がったスペースを使った見事な攻撃。
フィルミーノがエンガキア不在のスペースでボールを受けると、CBのオグボンナを釣り出しながらボールをキープ。サラーを経由して、今度はオグボンナが釣り出されたスペースに走り込んだロバートソンがフリーでボールを受けて決定機。
ゴールになりませんでしたが、少しの陣形の崩れも見逃さずに連動する攻撃は見ごたえがあります。
データで振り返る

平均ポジションとヒートマップ
出典:WhoScored.com
ポゼッションは7割を超え、ファン・ダイク、ゴメス、アリソン以外敵陣に平均ポジションを取る圧倒する展開でした。
コメント
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