【レビュー】2020/21シーズン 第2節 チェルシー vs リヴァプール

20/21シーズン最初のBIG6との一戦は超大型補強を敢行したチェルシーとのアウェー戦。

ほぼリヴァプール決定だと思っていたヴェルナーをはじめ、ハフェルツ、チアゴ・シウバ、チルウェル、サールにツィエクとビッグクラブへの移籍の噂が絶えなかった市場の華たちを一気にかっさらっていった感のあるチェルシー。

まったく音沙汰のなかったリヴァプールもこの一戦の前に待望のチアゴ・アルカンタラを獲得、さらにウルブズからなんの話も出ていなかったジョタまでも獲得。一番欲しいポジションの狙い撃ち補強に成功したリヴァプール。

両チームビッグネームが連なる一戦となった第2節の結果を振り返りましょう!

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スタメンと結果

ゴメスとマティプが怪我の影響で欠場、2節にしてもっとも恐れていた事態が起こってしまい、ファビーニョがファン・ダイクの相方を務めることに。新加入のチアゴはさっそくベンチ入りを果たしています。

1st HALF 互いに攻守の切り替えが早い好ゲーム!

リヴァプールボールでキックオフ
  • 02分
    ヴェルナーがさっそくスピードを活かした仕掛け

    チェルシーは序盤からアーノルドの裏を狙い、この日は左WGで試合に入ったヴェルナーを使っての仕掛けを連発。

  • 05分
    チェルシーはコバチッチ経由のビルドアップ

    チェルシーはコバチッチがケイタのマークを引きつけつつ、アロンソへボールをはたき、サラーの外側からボールを運ぶビルドアップが基本の形。

    この方法は対リヴァプールの定石って感じになっていますね。

  • 11分
    中央からのビルドアップでワイナルドゥムシュート

    すっかり後方からのパス出しが得意となったヘンダーソンを経由して、中央からボールを運び最後はワイナルドゥムがフィニッシュ。

  • 13分
    サラーの折返しから決定機

    ヘンダーソンがブロックしたボールが右サイドへ流れると、サラーが快速を活かして折返し。フィルミーノが合わせるもギリギリでブロックされてゴールとはならず。

    サラーは初戦につづき絶好調のようで頼りになります。

  • 19分
    ファビーニョvsヴェルナー

    序盤からやりあっているファビーニョとヴェルナーですが、ファビーニョがことごとくヴェルナーの突破をシャットアウト。オプションと言うより、むしろファビーニョがCBのファーストチョイスでいいんじゃないかという対応ぶり。

  • 32分
    アレクサンダー=アーノルドのサイドチェンジ

    今シーズンも多くのチャンスを生んでくれるであろうアレクサンダー=アーノルドからロバートソンへのサイドチェンジ。

    リヴァプールファンならこのボールの軌道を見ているだけでメシが美味い。

  • 43分
    マネを倒してクリステンセンレッドカード

    ヘンダーソンからのロングボールに抜け出したマネを、クリステンセンが後ろから倒してイエローカード。しかしVARチェックの結果、決定機阻止と判定が覆りレッドカードに変更。

    このまま前半は終了し、後半は開始早々からチェルシーは10人で戦うことに。

システムを変更し【4-3-3】のミラーゲームでリヴァプールを迎えたチェルシー。

コバチッチ経由でアロンソを使ったビルドアップ。高さのあるハフェルツをトップに置いてターゲットにする攻撃。左WG起用のヴェルナーはアレクサンダー=アーノルドの裏を狙う動きと、準備してきた攻撃の形を見せます。

リヴァプールはアンカーのヘンダーソンが攻撃のスイッチとなり、後方ではいかにヘンダーソンがフリーで持てるかを意識した全体の動きになっていた印象。

共に攻守の切り替えが早く、単純にサッカーの試合として面白い前半となりました。

2nd HALF チアゴプレミアデビューで無双

チェルシーボールでキックオフ
  • 45分
    チアゴINプレミアデビュー

    後半開始のタイミングでヘンダーソンに代えてチアゴを投入。

    10人になったとはいえ相手はチェルシー、加入後1週間も経っていないタイミングでのデビューは期待の現れ。ただ、ヘンダーソンはまったく悪い動きでなかったため、怪我の影響がまだ残っているなら少し心配。 

  • 50分
    GOAL
    マネの今シーズンファーストゴール!

    右サイドでサラーとフィルミーノが相手の背後を取る絶妙なワンツー、フィルミーノのクロスにマネが頭で合わせてゴール!

    フロントスリーが絡む最高のゴールで先制!

  • 54分
    GOAL
    マネ追加点!

    10人になっても後方からつないでボールを運ぼうとするチェルシー、リヴァプール相手にそれは悪手。

    ケパからジョールジーニョへのボールをカットしたマネがそのままゴールへ流し込んで追加点。

  • 64分
    チアゴが無双をはじめる

    試合に入り10分程度ですでにもともといた選手のように中盤でボールをさばいていたチアゴ。

    20分すぎ辺りからは攻撃にも絡みはじめ、フェイントでかわしてのクロスやフィルミーノへの縦パスからシュートチャンスを作るなど、完全に無双状態。

  • 73分
    アリソン吠える!PKストップ!

    ヴェルナーの突破をエリア内でチアゴが倒してしまい、チェルシーにPKを与えますが、ジョルジーニョのキックをアリソンがビッグセーブ! 時間帯的にもこの試合の勝利を確定させるような大仕事でしたね。

  • 83分
    ヴェルナー→エイブラハムで決定機

    ヴェルナーのスルーパスに、交代で入ったエイブラハムが抜け出してシュート。これをアリソンが間一髪で止めてPKストップにつづきビッグセーブ!

  • 86分
    南野投入で試合終了

    フィルミーノに代えて南野を投入。見せ場らしい見せ場は作れずも、一度チアゴからのボールを引き出す動きがあり、狭いところにパスを通してくれるチアゴとは相性がいいかもしれない。

    試合はこのまま0-2で終了。最初のビッグマッチを制しました。

10人になっても後方からつないでビルドアップを図るチェルシーに対して、しっかりとプレスで嵌めに行ったリヴァプールが2ゴールを奪って勝利。結果的には高さのあるハフェルツを残してターゲットにする攻撃をされていたら厄介だったかも。

この試合はなんといってもチアゴの存在感が圧倒的でした。後半45分の出場だけでパス成功数75を記録していますが、これは記録を取り始めて以来の最多となる数字らしい。

左右どちらの足からも出される相手の裏をかくようなパスは、引かれた相手にはとりあえずSBのクロスだったリヴァプールにとって大きな武器になることは間違いなし。リヴァプールのラストピースと言っても過言じゃないでしょう!

そしてCBで入ったファビーニョも本職顔負けの活躍ぶり、ヴェルナーにほぼ仕事をさせず完封勝利に大きく貢献。ロブレンが抜け、ゴメスとマティプは怪我をしやすいため、CBの補強は大丈夫かと心配でしたがまったく問題なしでしたね。

ウルブスから加入したジョタがフロントスリーのバックアッパーとして機能してくれれば、間違いなく連覇を狙えるスカッドになったと思います。

戦術考察

昨シーズンの途中からアンカーで起用されることも多くなったヘンダーソン。

後方からのロングパス精度が格段に向上し、今やリヴァプールの攻撃のスイッチを入れる大きなきっかけともなっていますが、前半だけの出場となったこの試合でも何度もチャンスメイク。

終了間際にクリステンセンにレッドカードを出させるきっかけもヘンダーソンのパスでした。

11分のシーンではヘンダーソンがフリーでボールを受けられるように、全体が連動する動きが見られたのでピックアップ。

コバチッチのマークを受けて、アリソンからのボールを受けられないヘンダーソン。

ワイナルドゥムがコバチッチの脇へ下りると、一瞬コバチッチの注意がワイナルドゥムへ向き、その瞬間にアリソンがヘンダーソンへフリーで受けるようコーチング。

結果フリーでボールを受け取ったヘンダーソンがマネへと縦パスを入れ、最終的にワイナルドゥムのフィニッシュまで持っていく結果になりました。

ファビーニョがCBを務めることが多くなりそうな今シーズン。ヘンダーソンがアンカーとして更に覚醒しそうな予感がしますね。

データで振り返る

平均ポジションとヒートマップ
出典:WhoScored.com

後半開始からチェルシーが10人となったため若干壊れてしまった感のあるこの試合。

後半は完全に引いてきたチェルシーでしたが、チアゴの存在によりしっかりとフィニッシュまで持って行けていました。引いた相手に攻めあぐねることも多いリヴァプールでしたが、わずか一試合で最高の補強になったと確信。

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