”名曲には名ストーリーがある”と、僕は思っているのですが、日向坂46ファンにとって一二を争う人気曲の「JOYFUL LOVE」もエモいストーリーを含んでいます。
2019年3月、乃木坂46、欅坂46、そして吉本坂46につづく第4の坂道グループとしてシングルデビューを果たした日向坂46。
結成当初は欅坂46のアンダーグループ、けやき坂46(ひらがなけやき)として活動していましたが、紆余曲折を経て改名。改名の経緯については語りだすとキリがないので公式サイトの「日向坂46とは?」をチェックしてみてください。

ここでは特殊な経緯をたどって生まれた日向坂46屈指の人気曲である「JOYFUL LOVE」を、人気曲たらしめるストーリーを紹介します。
けやきと日向をつなぐ曲
日向坂46のデビューシングル「キュン」のカップリングとしてリリースされたこの曲。「他人と自分・1人と複数人。人との繋がりとそれで生まれる障害と力を再発見する」 をテーマとしたファンからの人気も高い曲ですが、初出はけやき坂46時代のメチャカリとのタイアップでした。
欅坂46に続いて、けやき坂46もメチャカリの新CMに大抜擢❣️
— 欅坂46 (@keyakizaka46) October 19, 2018
新CMが本日からスタートです🎬
ぜひチェックしてみてください✨#けやき坂46#メチャカリhttps://t.co/RJKbkFNRuH
キャンペーン用の限定CDとして、メチャカリ登録者へのみ配布された「JOYFUL LOVE」は、かなり特殊な形とはいえ、日向坂46がデビューする3ヶ月前の2018年12月にパッケージとしてリリースされていました。つまりこの曲は、唯一"けやき坂46"と"日向坂46"の2つの名義でCDとして存在しているの楽曲なのです。
欅坂46のアンダーグループとして始動したけやき坂46が役割を終えていき、第4の坂道グループとしてはじまっていく日向坂46。グループにとって大きなターニングポイントとなった瞬間に同時に立ち会うこの曲は、ファンにとってもメンバーにとっても大切な曲となっています。
日向坂46のアイデンティティを内包する歌詞
この曲はサビに”暖かさや””温もり”を感じる感じるキーワードが含まれているのもポイント!
まるで木漏れ日のように温かい気持ちになれる
頬に落ちる涙は 温もりに乾かされるのだろう
グループ名に陽の当たる場所=日向の文字が入っている日向坂46。太陽がなければ日向はできないという理由でファンは”おひさま”と呼ばれています。
JOYFUL LOVEが完成したときに、どの程度グループ改名の構想があったかは分かりませんが、名前からも分かるように、太陽の暖かさや温もりといった概念がアイデンティティとなっている日向坂46。
その意味でも、人の優しさを木漏れ日の暖かさや温もりで表現しているこの曲は、グループのイメージにもぴったりです。
ライブ会場に架かる虹
この曲はメンバーが虹色の衣装を着ていますが、それをイメージしてペンライトを虹色に点灯させる演出が定番となっています。
けやき坂46(ひらがなけやき)の「ひらがなくりすます2018」撮影を担当しました。
— 上山陽介 (@_kamich) 2018年12月13日
ステージも会場もあたたかさで満たされていた気がしました、素敵なクリスマスライブでした
公式からは24点写真提供していますので、いろいろな媒体の写真やレポートと一緒にぜひチェックしてみてください #けやき坂46 pic.twitter.com/03h3TA9Ng8
「JOYFUL LOVE」は2018年の年末に実施されたライブ「ひらがなくりすます2018」で初披露されました。その際に「ブロックごとにペンライトの色を変えて虹を作ろう」とネットでのファンの呼びかけが徐々に広まり、この虹色ペンライト作戦が始まります。
今や無線制御によって色を自在に変化させることもできますが、ファン同士の呼びかけによって実行させたことがめちゃくちゃエモいですよね。
メンバーや運営側も把握していなかったサプライズ演出。その後のライブでもTwitterでの呼びかけを中心に。各会場で実行されている日向坂46のライブに欠かせない演出となっています。
ちなみにひらがなクリスマス2018のライブの際、僕は黄色を担当していました笑 これまでに数々のライブに行きましたがあれほどの景色を見たことはありません。
ファンからもメンバーからも愛される曲
けやき坂46と日向坂46、改名前と改名後のどちらにも立ち会い、歌詞に含まれているのは日向坂46のアイデンティティとなっている暖かさ。そしてライブで架けられる虹。
そもそもの曲の良さに加えて、いろいろなストーリーを持つ「JOYFUL LOVE」
日向坂46の代表曲として、ファンからもメンバーからも愛される文句なしの名曲となっています。
