ビッグクラブにとってはチャンピオンズリーグも始まり日程問題が重くのしかかってくる10月。見てる側としては試合がたくさん見られてありがたいだけですが、やってる方はコンディション調整が大変そうです。
案の定怪我人続出となってしまった10月のリヴァプールを振り返り。
リヴァプール10月の公式戦全7試合結果
- 【10/1 EFCL】リヴァプール 0:0(PK4:5) アーセナル
- 【10/4 EPL】アストン・ヴィラ 7:2 リヴァプール
- 【10/17 EPL】エヴァートン 2:2 リヴァプール
- 【10/21 UCL】アヤックス 0:1 リヴァプール
- 【10/24 EPL】リヴァプール 2:1 シェフィールド・U
- 【10/27 UCL】リヴァプール 2:0 ミッティラン
- 【10/31 EPL】リヴァプール 2:1 ウエストハム
10月初戦となったアーセナルとのカラバオカップ戦はPK戦までもつれこみ結果敗退。カーティスやネコといった若手を観られる機会な上、日本人としては南野のアピールチャンスの場でもあるので残念。
つづくアストン・ヴィラ戦では悪夢の7失点…代表ウィーク明けのマージーサイドダービーでは疑惑のVAR判定もあって引き分けと公式戦で3戦勝ち無し。昨シーズン終盤からなんか不安定な感じがつづいています。
いよいよ開幕したチャンピオンズリーグではアヤックスをアウェーで撃破。といってもオウンゴールの1点のみとなんかいまいち。
それでもその後は、疑惑のVAR判定でのPKで失点はしたもののシェフィールド・Uを2-1で退け、ミッティランとのチャンピオンズリーグ2戦目を2-0とクリーンシートで勝利。
最終日のウエストハム戦は、途中交代のシャキリとジョタの活躍で逆転勝利。
圧倒的な強さではないもののしっかりと勝点を積み重ね、首位に立っています。
怪我とコロナと過密日程と…
だからロブレンの後釜にCBを誰か取っておけばよかったのに。
と、全リヴァプールファンが思ったのではないでしょうか。
マージーサイドダービーでついに恐れていた事態がやってきてしまいました。エヴァートンGKピックフォードとの接触でファンダイクが今シーズン絶望となる大けがを負ってしまいました。
接触のあるスポーツで怪我は当たり前の世界、とはいえあのタックルは無いよな…
ただファンダイクは加入以来カップ戦も含めてほぼ出ずっぱり、蓄積疲労も相当なものであったのは直近のパフォーマンスからも見て取れました。ゆっくり休んで欲しいですね。
そして今度はCBとしての起用も多くなったファビーニョがCLミッティラン戦で負傷。やはりアンカーとCBでは使う筋肉や当たりの強度が段違いなんでしょうか。CBがマティプとゴメスのみ、そしてマティプはこんな時も怪我で不在。ですよねー。
若手のリース・ウィリアムズの出番が増えており、彼の奮闘に期待するしかない状況。冬の補強必須となっています。噂ではシャルケのオザン・カバクやライプツィヒのウパメカノが上がっていますがどうなるか。
そして悪夢のアストンヴィラ戦ではマネとチアゴがコロナ感染により急遽出場できなくなった影響も大きかったと思います。そういえばアリソンもなぜか直前で怪我してたっけ。アリソンも何気に怪我が多いな…
さらにコロナの影響で日程が凝縮されているため、ほぼずっと週2試合以上をこなすハードスケジュール。
怪我とコロナと過密日程。まだまだ序盤とはいえカオス状態の順位表からも危険なシーズンとなりそうなプレミアです。
10月度スタッツ
10月度得点王:サラー

絶好調のサラーが5得点で首位。サラーは開幕からずっと調子がよく、キープ力やスピードなどキャリアハイを迎えているかのごとく活躍。PKでの得点も多いですが、まったく外す気配もないので安心してキッカーを任せられます。2シーズンぶりの得点王も行けるか?
そして注目はジョタ! シェフィールド・U戦から公式戦3戦連発中。出場時間が少ないながらも大事な場面で結果を出してくれていますね。バックアッパーではなく、フロントスリーからスタメンを奪すポテンシャルを持つ待望のアタッカーが誕生したかもしれません。
10月度アシスト王:アレクサンダー=アーノルドなど5人

アシスト数はアレクサンダー=アーノルドとロバートソンのSBコンビを含めて5人が1つずつ。
ウエストハム戦のシャキリのアシストは、今シーズンベストアシストになりそうな素晴らしいプレーでした。
10月度キーパス王:ロバートソン

キーパス数最多はロバートソン。ちょっと今シーズンのロバートソンすごくないですか?
現時点でのリヴァプールのベストプレイヤーはサラーかロバートソンだと思います。マネとの連携で左サイドをえぐるプレーはいよいよ手がつけられなくなっています。
10月度タックル王:ミルナー

ミルナーがカップ戦を中心に限られた時間数の中でもトップに。
怪我やコロナでの急な離脱がつづく中、ベテランの身体を張ったプレーはいい刺激になりますね。
10月度インターセプト王:ゴメス&ミルナー

ゴメスと同数でここでもミルナーがトップに。チアゴにつづきファビーニョも離脱した中盤、ますます出番が増えそうなので暴れてもらいましょう。
10月度クリア王:ゴメス

ずーーっとファン・ダイクがトップだったクリア数は、ファン・ダイクの怪我の影響もあり、ゴメスがトップとなりました。
注目はウエストハム戦でプレミアデビューを果たしたフィリップス! CBがどんどん離脱していく中、起用に応えてハイパフォーマンスを見せてくれました。計算の立つ選手になってくれればめちゃくちゃ心強い。
11月の展望
11月はチャンピオンズリーグでアタランタとの2戦に注目。どちらかでも勝てればほぼグループステージ突破はできそう。できれば2勝して突破を確定させて、残りの2戦をターンオーバーしたい。
リーグ戦では11/9にマンチェスター・C戦が控えています。序盤から取りこぼしの多いマンC、首位には立っているものの、大量失点など不安定なリヴァプール。
昨シーズンまでの圧倒的な頂上決戦の雰囲気こそありませんが、連覇に向けては当然1つでも勝点を削っておきたい相手。波に乗らせないためにもしっかり勝利したいところです。