プレミアリーグは新型コロナウィルスの影響で3月中の試合がすべて延期。さらに3/19にはイングランドサッカー協会がリーグ戦の再開を4/30まで延期を発表しました。
The professional game in England will be further postponed until no earlier than 30 April.
— Liverpool FC (@LFC) March 19, 2020
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いやー持ってないにも程がありませんか?リヴァプール。
3/7の29節、ボーンマス戦を終えた段階で27勝1分け1敗の勝ち点82という成績で首位を独走。昨シーズンデッドヒートを繰り広げた2位のマンチェスター・Cが失速している影響もあり、9試合を残しあと2勝で優勝に手が届くという状況でした。
3/16のマージーサイドダービーに勝利して、3/21アンフィールドでのクリスタル・パレス戦でも勝利。満員のKOPたちに祝福されながらカップを掲げるヘンダーソン。そんな光景はもはや疑う余地もないと思っていました。
近年はクリスマス時点で首位のチームは優勝できる ※ただしリヴァプールは除く
こんなしょうもないジンクスもようやく破られると。
まさかこのような形で究極の「待て」を受けるとは…
思えばこの1ヶ月ほどで、ちょっといろいろと失いすぎじゃあないでしょうか。
無敗記録に連勝記録、FAカップにCL連覇の夢。最強と思われたリヴァプールのまさかの失速に加えて、追い打ちをかけるようなこの状況。
これで最短優勝や最多勝ち点などの記録も狙えなくなってしまうのかな。なんてネガティブな気持ちや失った穴を埋めてくれるのも、結局はリヴァプールの勝利だけ。
EURO2020の1年延期も決まりました。サッカーファンとしてはこちらも残念ですが、先行きの見えない中、どうにかして延期した欧州各国のリーグを最後まで消化する可能性を残しておく。そんなUEFAの意志も垣間見える決断。
このままシーズンが中止となった場合、プレミアの場合はリヴァプールの優勝でほぼ間違いなさそうな雰囲気はあります。ただそれではあまりにも切なすぎる。
現時点での欧州での感染の広がりを見るに、5月の再開も難しいと言わざるを得ないかもしれません。それでもどうにかして日程を消化して、文句なしの勝点を積み重ねて大勢のKOPの歓喜につつまれた中で優勝を果たして欲しい。
「WE ARE LIVERPOOL THIS MEANS MORE」
我々はリヴァプール
それは単なるフットボールクラブ以上の意味を持つ
リヴァプールのクラブスローガンとして掲げられている言葉。
世界中にファンを抱え、イングランドの文化や歴史に触れるきっかけともなる存在として、そして地元のKOPにとっては文字通り生活の一部、というかもはやそのものとして、単なるフットボールクラブ以上の意味を持つリヴァプール。
そんなリヴァプールの歴史に大きく刻まれる瞬間が、世界中のすべてのKOPによる祝福のもとで訪れるように願うばかりです。